印旛保健所管内(成田市)で麻疹陽性
沖縄県の麻疹(はしか)流行はピークを過ぎたようですが、愛知ではまだまだ流行中ですし、埼玉・東京・神奈川・茨城の各都県で麻疹患者が報告されています。
周辺がこれだけにぎやかで、千葉県で出ないのが不思議なのですが…
今のところ、沖縄や愛知・関東近県で感染したと疑わせる患者さんはいません。
しかし、千葉県感染症情報センターは「5月15日に県衛生研究所で麻しんウイルス検査を実施した1例において検査陽性となり、千葉県で本年最初の麻しん患者発生が確認された」と報告しています。
患者さんは、5月1日にフィリピンから来日して成田市に在住(滞在?)している20歳代男性。
経過としては、
・5月1日:フィリピンから来日
・5月12日:発熱
・5月13日:発疹出現
・5月14日:印旛保健所管内医療機関受診
・5月15日:県衛生研究所における麻しんウイルス検査で陽性と確認
ということのようです。
千葉県健康福祉部疾病対策課からプレスリリースも出ています。
不特定多数との接触はない、ということですが、注意は必要そうです。
なお、高熱があって発疹(赤いブツブツ)も見られる場合は、いきなり医療機関を受診せず、まず保健所(TEL: 043-483-1133)にどうしたら良いか問い合わせをしてください。
連絡が取れない場合は、かかろうとする医療機関に電話で相談されることが大切で、いきなり医療機関の中に入ると、もし麻疹であった場合、予防接種(麻疹・風疹ワクチン MRワクチン)未接種の赤ちゃんなどにうつしてしまう恐れがあります。最悪の場合は、感染した赤ちゃんの命取りになります。
この点、十分ご注意ください。
引き続き続報があれば、お知らせいたします。