沖縄の麻疹(はしか)流行

GWに沖縄旅行を考えていらっしゃる方々に、麻疹(はしか)に関するご注意です。

すでにマスコミなどで報道されている通り、沖縄県で麻疹が流行中です。
県の保健医療部地域保健課の情報では、4月16日現在、56人の麻疹患者さんが発生しています。

GWにはまだ感染流行が収束していません。旅行を考えていらっしゃる方は、以下をご確認ください。

・麻疹の予防接種 または 麻疹・風疹ワクチン(MRワクチン)が2回終わっていること 終わっていなかったら急いで接種を行うこと
・1歳でMRワクチンを接種したこどもの約5%には、十分な抗体(抵抗力の物質)ができない(=麻疹感染リスクがある)こと したがって 自費でMRワクチン2回目の接種を行うか、かかりつけ医と検討すること
・0歳の乳児を連れての沖縄旅行は中止することを検討すること または 自費でMRワクチンの接種を行うか検討すること
・沖縄から戻って2~3週間は、発熱に注意すること また医療機関受診時は、沖縄旅行をきちんと報告すること

麻疹はかかったあと重症な肺炎を起こすことがありますし、脳炎もあります。さらに亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という治療できない(最後は死に至る)病気もあります。
現代の医学でも、決して楽観視できない病気です。麻疹の治療法はありません。唯一の対策は、予防接種による抗体保持です。ぜひご確認ください。

なお、沖縄旅行で感染した学生が、埼玉で発症し、新幹線を使って名古屋に帰省しました。
この移動に関連して感染者が出ている、という報告もあります。
東京都内でも患者が発生しているようです。

今しばらく、全国での麻疹患者発生について、注意しておいてください。

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