風疹が流行しています

首都圏を中心に、風疹が流行しています。

国立感染症研究所の「風疹急増に関する緊急情報(2018年)」10月3日報告によると、今年は 2013 年、2012 年に次いで 3 番目に多く、昨年(93 人)の 10 倍を超える報告数となっています。

地域別には東京都(307 人)、千葉県(195人)、神奈川県(108 人)からの報告が 100 人以上と多く、埼玉県、愛知県でも 50 人を超えて、それぞれ 70 人、55 人となった、と報告されています。

風疹の流行に伴って、妊婦さんが風疹に感染する危険性が増加します。感染時期によっては胎児に影響がでて、先天性風疹症候群(生まれたときから、難聴、心疾患、白内障などの病気がある)となる危険性が増えます。2013年の大流行時には、少なくとも45人の先天性風疹症候群が報告されています。

この先天性風疹症候群は、風疹のワクチンさえ行っていれば、防げる病気です。

県は風疹抗体の検査費用助成を始めました。ですが、時間が無ければ、抗体検査は行わず、直接ワクチン接種でも良いと思います。

週間モーニングという漫画誌に連載されている「コウノドリ」は医療関係者にも非常に評価の高い漫画で、これまで2シーズンTVドラマ化されています。
この「コウノドリ」に先天性風疹症候群を取り上げた話があり、これもまた医療関係者・患者団体などで高い評価を得ています。

今回、風疹大流行に際して、雑誌発行元の講談社が、期間限定でこの「コウノドリ」3話分を無料公開しました。無料期間は 10月11日~10月24日 だそうです。まだご覧になったことがない方は、ぜひじっくりとお読みください。そしてもし自分に風疹抗体が不足していると思われたら、ワクチン接種をなさってください。

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