保護者と一緒の来院

当院では、原則として、中学生までの「初診」は、保護者の方とご一緒での来院をお願いしております。

「当院の初受診」ではなく、「何か病気にかかって最初の受診」である「初診」が対象ですので、2~3か月ごとの風邪などでの受診では、毎回が「初診」となります。この時には、本人だけではなく、保護者の方からも色々と病状について教えていただきたいと思います。
また、痛みを伴う検査を行う場合は、保護者の方の承認が必要になりますし、他の病院に紹介しなくてはならない場合も、やはり保護者の方との相談が必要になります。
これらは「未成年者」を守るために決められている原則です。

一方で、それぞれのご家庭に様々な事情がおありだろうということは、容易に推測されます。
先日も女子中学生が1人で来院され、「ご両親ともにお仕事ですぐには来院できない」とお話しされたようです。当院の原則に従い、保護者の方とご一緒での来院をお願いいたしました。

中学生も2年の後半から3年生になると結構しっかりしていて、自分の病状をきちんと説明できることも少なくないとは思います。
ご両親がお仕事ですと、保護者と一緒の受診は日曜日以外は無理、ということも少なからずあるだろうと思います。
こうした事情を考えると、ある程度原則を曲げたくなるのは人情なのですが、ここはやはり大変心苦しいのですが、適切な医療を安全に提供するため、保護者の方とのご一緒の受診をお願いしたいと思います。

どうぞご理解をいただけたら幸いです。

なお、病状が安定している慢性の病気(例えば花粉症や喘息その他)の「再診」については、中学生以上の1人での受診は可能だろうと考えております。

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